最近は「パーパス」という言葉を聞きます。
「パーパス」とは何でしょうか?
企業理念との違いは何でしょうか?
今日はパーパスと企業理念の違いについて紹介します。
「パーパス」とは、社会にどのように貢献するのかを明確にしたものです。
「社会的な貢献」や「社会とのつながり」に重きを置いた、会社の存在意義でもあります。
これでも、まだよく分かりません。
企業理念の歴史について少しお話しますが、企業理念は今でこそホームページや名刺に掲載する会社が多いですが、もともとは社員に向けて「このような姿勢で仕事に取り組む」ということを表したものです。「お客様に喜んでいただく」「顧客第一主義」などは、まさに仕事をするにあたっての姿勢そのものです。
それが20年くらい前から企業理念を社会に発信する会社が多くなりました。欧米では企業を評価する際に「社会への貢献」の項目が取り入れられるようになってからであり、日本の社会全体も「企業の価値は利益だけではない」ということに気づき始めた頃です。
そして、ここ10年くらいは、社会やお客様を意識した企業理念が増えてきました。
最近の企業理念を見ると「パーパスそのもの」になっている企業も多くあります。
「利益第一主義」などのように自社のことしか考えていない企業理念は、パーパスではありません。「利益を出してどのように社会に貢献するのか?」がパーパスになります。
ですので、あまりパーパスとか企業理念という言葉に振り回されないでください。
「企業として社会にどのような価値を提供し貢献するのか」
これが明確であれば、まったく気にする必要はありません。
このような企業理念をお持ちの企業は、自信を持って前に進んで行きましょう!