企業では、企業理念があって、中長期経営計画があって、毎年の活動計画があって、という流れで、基本方針が作られます。
場合によっては、企業理念がなくても中長期経営計画がある企業もあります。
企業理念があった方が、目指すべき状態がはっきりしてイメージがしやすくなります。自分たちが社会や会社にどのように貢献しているのかが分かりやすいのです。数値目標だけだと、達成した後がどうなるのかが分かりにくくイメージしづらいため、貢献が分かりにくいのです。
このようなことを考えている時に、ふと思いました。
「日本の理念って何?」
理念どころか将来像も分からないのが実情ではないでしょうか。
予算などを見ると少し分からないでもないですが、説明できないですよね。
目の前のことだけを追いかけているように見えます。
まさにトップダウンで、国民(社員)は何も理解をしておらず、不平不満を言っている。賢い人ほど何を言ってもムダであることが分かっているので、海外へ行ってしまう(離職する)。
企業であれば、存続と発展をしていかないタイプですね。いや、むしろ途中でつぶれてしまうでしょう。
こういう風に考えると、
「理念はとても大切だな」
と考えます。
企業で言えば従業員は「この先どうなるのか」不安を持っています。
企業理念を作って目指すことで、真っ暗なトンネルの中で光を見つけるような状態になります。幹部の役割は従業員に夢や希望を持たせることです。
企業理念を作り実践し、そのことを通して夢や希望を持ってもらいましょう。
口だけでは、従業員は夢や希望は持たないですよ。