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自己紹介(後半)

外食の会社はベンチャー企業であり、社内には23時になっても社員が数多く残っており、最初は熱心さに感動しました。

中途入社者が多く、新入社員研修の作成に取り掛かりました。
研修を受講した後、意気揚々と配属になった店舗へ行きます。しかし、半年もすればかなりの率の社員が辞めており、愕然としました。何とか離職率を食い止めようと、新入社員研修の内容を何度も改善しました。暗中模索ながら、定期的に食事会や面談・フォロー研修を行ったり、電話をしたりなど色々なことを試しました。徐々に成果があらわれて離職率は下がりました。辞めない人を調べると、「自立」と「想いを強く持つ」というキーワードが出てきました。そもそも自分自身が出来ていないと痛感しました。

その後、アミューズメントの会社へ転職しました。そこでは、遠慮があり、自分の意見が言えませんでした。仕事も面白くなく、評価もされませんでした。「自分は能力のない人間だ」「役に立たない人間だ」と毎日のように思い、自殺を考えたこともありました(怖くて出来なかった)。

松下幸之助さんや稲盛和夫さんの書籍を読み、「想い」の大切さを感じ個人理念を作成しました。
そうは言ってもすぐに変わったわけではありません。徐々に1年くらいかけてようやく、いつも目的や目標を考えられるようになりました。そうすると成果が出るようになり、仕事と人生が楽しくなりました。

新店の接客研修を担当した店舗では、多くの店舗が接客コンテストで表彰されました。また、企業理念浸透研修では幹部や受講者から高評価を得ました。「来年は受講者を増やす。研修プログラムは変える必要はない」との評価を得て非常に嬉しく感じました。
この2つは、「なぜこの研修をやるのか」の目的を明確にして、プログラムを組み立て、常に改善を行いました。その結果が出たと考えています。50歳にしてようやく自信が生まれました。

私は個人理念と目的思考によって救われました。そして、個人理念や目的思考の素晴らしさを伝えたくて、独立しました。「今、死んでも悔いはないのか?」この質問に対する答でした。

人間は50歳でも、考え方を少し広げるだけで変われます。人生も仕事も楽しくなります。
もし30歳でこれに気づけば、私より20年も楽しい人生を送ることが出来ます。そういう人を増やしたい。
私は皆さんに、人生が豊かになる考え方を伝えていきます!