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企業理念とともに行動指針も大切です

成長とは「出来なかったことが出来るようになること」です。
知識を得ただけでは成長しません。行動して、今まで出来なかったことが出来るようになって初めて成長したということになります。「行動なくして成長なし」とも言われています。

「企業理念があれば、研修を行えば、社員が成長する」と考えている経営者や担当者がおられますが、それは誤解です。研修では知識を得るので、その段階では成長はしていません。研修後に行動を行って「成長」段階になります。日頃の指導でも、次にどのような行動を取るべきかを示す必要があります。

そのために作った方が良いのが、行動指針です。

行動指針とは、
企業理念を達成するために社員としてどのような心構えを持って行動するべきか
ということを示したものであり、具体的な行動ではありません。

たとえば、「常に相手の立場に立って物事を考え、行動します」や「目的・目標を明確にし、達成するために何ができるかを考え抜き、実行します」というレベル感です。これを基に、社員が自分の仕事に当てはめて具体的な行動を考えます。

企業理念を達成するために、どのような心構えで行動すれば良いのかという行動指針があり、その行動指針に沿って具体的行動を考えて行動します。

「企業理念は抽象的で行動が考えにくい」と感じる社員もいます。
しかし、行動指針を作って、これに当てはめると自分が何をすべきかの具体的な行動が思いつくはずです。これが重要です。
全員が具体的な行動を考え行動すれば、間違いなく社員は成長します。会社は成長します。

部署単位で「行動指針に沿った具体的行動」をその部署の社員が考えると、自発的な行動につながります。
行動指針を作成し、具体的な行動を考える習慣づけを行いましょう。