メニュー 閉じる

企業理念の浸透は時間がかかる?

今まで紹介してきたように、企業理念の浸透とは「社員が企業理念達成に向けて自分で何をすべきかを考えて行動できている状態」です。
当然、時間はかかります。
半分以上の社員がそのようになるには、数年単位が必要になってきます。

人間は、それほど簡単に自分の今までの習慣を捨てることはできません。
何度も何度も以前の考え方をしながらも、徐々に新しい考える視点を身につけていきます。

より早く浸透させるには、管理者教育が必要ですし、社員同士で企業理念について考える機会も必要です。どちらかが欠けてしまうと、時間がかかってしまいます。

管理者教育は、まずは管理者がどのような行動が企業理念に沿っているかを知る必要があります。管理者自身の行動もそうですし、自部署に当てはめるとどのような行動になるのか、も知っておく必要があります。
企業理念の論理だけではなく、行動ベースで考えられることが必要です。

これが分かると、率先垂範を行うことができますし、その場その場で部下が行った行動が企業理念に沿っているかどうかを判断して、指導することができます。
管理者が一刻も早く「企業理念から考えると・・」という魔法のフレーズを使えるようにするためには、定期的に研修だけではなく、成功例や失敗例の共有なども行うと良いでしょう。ですので、管理者研修ではなく、管理者教育なのです。

社員に関しては、行動例の共有が一番効果があります
どのような行動が求められているのかが分からなければ、行動することはできません。他の社員がどのような行動を取っているのかをしることが、とても参考になります。

このようにして、会社全体で取り組むことで少しでも早く浸透させることができます
途中で投げ出すことなく、その時に効果ある活動を長々と続けていきましょう。
きっと企業理念は浸透して、会社に新しい風土ができます。