企業理念に真剣に取り組むことでメリットは多くあります。今まで伝えてきたように、
・社員が自分の存在価値に気づき、楽しく仕事に取り組める
・お客様や取引先様のことを考えた行動を取ることで、売上や信用が高まる
・会社全体に活気があふれる
などなどです。
この状態にいくまでの過程で色々なことが起こりますが、大きな出来事の一つは「社員の入れ替わり」です。
本当は起こらないことが一番良いのですが、どうしても起こってしまうことが多くあります。
今までの仕事の考え方ややり方を変えていく過程では、これは避けられません。
どうしても企業理念を浸透させ、会社の存続と発展につなげていくためには、「社員の入れ替え」が必要な時もあります。
ただ、企業理念に反発したからと言って簡単に首を切るのは、絶対にダメです。
その社員とよく話し合う必要があります。
「経営者が何を考えているのか?」「会社をどのようにしたいか?」
「なぜ企業理念を浸透させるのか?」「社員へのメリットは何か?」
などをゆっくりと説明し、相手の意見を聞くことは大切です。
対話をするのです。
それでも納得しない社員がいれば、その社員は自分から辞めていきます。
そして、企業理念に共感する人を採用します。採用からが勝負です。
そうすると最終的には、企業理念に共感する社員だけが残ります。
視野が狭くなってマズイのではないか、と言う人がいます。
とんでもない話ですね。企業理念を理解していない人の話です。
会社が何をしたいか、が企業理念であり、到達地点だけを決めます。そこにどのように行くかは、すべて社員が決めるのです。これほど自由な職場はないですよ。
このようなことが起こるということを知った上で、企業理念の浸透に取り組んでください。