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企業理念と従業員の人生の関係性

企業理念を浸透させる段階で、従業員からの抵抗は必ずあります。
そもそも人間は他人から何かを押しつけられることが嫌いなので、企業側から「あれしろ、これしろ」と言われるのを嫌います。働いている以上、企業の指示に従わないと給料がもらえないので、「やっているふりをしておこうか」という思考になります。

これもそもそも論ですが、人間は自分にメリットがあることは喜んで行うようになります。
企業理念を理解して行動することが、自分にとってはどのようなメリットがあるのか、が理解できると、少しずつ思考と行動が変わっていきます。

特に人間が大きなメリットを感じるのが、目の前にある仕事だけではなく、その人の人生やプライベートとの関係がはっきりした時です。

ですので、企業理念について伝える時も企業にとってのメリットだけではなく、従業員にどのようなメリットがあるのかも強力に伝える必要があります。

企業理念を行うことによって
「従業員にはどのようなメリットがあるのか?」 ⇒ 企業理念を意識することで、存在価値が上がる
「従業員の人生にはどのようなメリットがあるのか?」 ⇒ そのような人間になることで私生活でも活かせる
たとえば、「お客様に喜んでいただく」という意味の企業理念であれば、お客様に喜んでいただけた行動をプライベートで家族や友人に行うことで、あなたも周りもハッピーになる、というような感じです。

このような例を、具体的に業務などに当てはめて説明することで、少しずつ従業員は企業理念に興味を持ち始めます。少しずつ行動が変わり、行動も変わってきます。

企業理念は必ず従業員の人生にも影響を与えます。
そこを真剣に考えて、伝えていきましょう。