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企業理念とは

皆さんの会社にも企業理念はあると思います(経営理念も同じ意味です)。

ところで、企業理念とは何でしょうか?
企業理念を定義すると、以下のような文章になります。
①会社が存在する理由であり、目指すべき姿
②全社員が持たなければならない価値観

企業理念を壁に貼っていたり、朝礼で唱和する会社も多いですが、言葉を覚えているだけでは役に立ちません。最初の段階としては、「まず覚える」というステップがあり、その意味では必要な段階でもあります。しかし時間の経過とともに、次のステップへ進む必要があります。

企業理念で大切なことは、「企業理念に沿ってどれだけ行動できているか」です。
行動するということは、その前に当然どのような行動を取るべきかを判断します。その判断が、企業理念で出来ているかどうかが鍵なのです。

「企業理念に沿って判断・行動する」ことで一番大切なのは、経営者やトップマネジメントの姿勢です。
率先垂範とよく言われますが、まさにその通りです。社員は企業理念を覚えても、具体的にどのような行動をするべきかは分かりません。会社では経営者やトップマネジメントの行動が基準になります。社員はその行動を見て、自分たちの行動を決めます。

経営者やトップマネジメントは、「企業理念を浸透させる」と腹をくくる必要があります。中途半端な気持ちで作成しても、社員にバカにされるだけです。「うちのトップは口だけだな・・」。企業理念に取り組むのは、経営者やトップマネジメントの「本気」が試されます。本気で取り組む気持ちがないなら、最初から取り組まない方が良いです。社員との信頼関係は悪化します。

本気で取り組むと、社員はその姿勢を見て本気を感じ、「やってみようかな」と思います。人は無意識に本気の人を応援します。社員をその状態まで持って行く必要があります。
人間は自分の心の声を聴いた時に変わります。強制やルールでは変わりません。トップの本気が社員の心を動かします。

企業理念は浸透させて価値が出ます。取り組む時は「覚悟」してください!