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企業理念と売上向上

経営者の方と企業理念について話していると、たまに「企業理念を作って儲かるの?」という質問を受けます。経営者にとっては一番気になる点ではあります。その答をお教えしましょう。

答は「はい、確実に」です。

ただし、そうするためには条件があります。単に作れば儲かるというわけではありません。
その条件とは、
「経営者が覚悟を持って、企業理念を浸透させる」
ことです。

企業理念を作って浸透させる場合、従業員は何を見ているか?

それは、経営者や幹部の本気度です。
本気になって経営者や幹部が企業理念を社内に根付かせようとしているのか、一挙手一投足を見ています。少しでも反した行動があれば、口だけであり本気でないと受け取って行動しようとは思わなくなります。率先垂範の大切さです。

たとえ従業員が賛同しなくても、すぐに行動を取らなくても、経営者は企業理念を言い続けなければなりません。行動し続けなければなりません。それが「覚悟」です。

従業員を指示で動かしても企業理念は浸透しませんし、絶対に儲かりません。従業員の心を動かす必要があります。その心を動かすのは、経営者の「覚悟」であり「本気」なのです。本気の人を見れば、人は「その人を応援しよう」と思います。それが社員に伝わるまで行動し続ける必要があります。

そして全員が企業理念を理解し、それに沿って行動できるようになってくると売上や生産性が上がります。つまり、儲かるのです。

私が企業理念作成のお手伝いをして、その後3年間にわたって毎月研修をし続けた会社があります。その会社は20名程度の会社です。この3年間で社員の入れ替わりはあったものの、社員数は変わっていません。しかし売上は3倍になりました。一発屋ではありません。着実に売上を伸ばしています。そして、とうとう社員にボーナスが出せるようになったのです。

本当にお客様に喜んでいただくために全社員が一丸となれば、商品が売れるのは当り前ですよね。
その時の、お客様、従業員、仲間、自分の状態をイメージしてみてください。
そのような状態を作りたいと思いませんか?