企業の存在価値とは何でしょうか?
それは単純に「お客様から必要とされること」です。
お客様が、あなたの会社の商品を買ったり、サービスを受けることで、「この商品があって良かった」「この会社があって良かった」と思っていただけることです。
売上は、お客様にどれだけ喜んでいただいたかを数字で表したものです。
ですので、売上が高ければ、それだけ多くのお客様に喜んでいただいたということです。
売上が低ければ、少しのお客様に喜んでいただけたということです。少しのお客様しか喜んでいない、ではなく、そのお客様には価値がある商品やサービスなのです。
そのように「売上」を捉えると、売上とは「社会への貢献額」なのです。
お客様の役に立つ、ということは、「社会に貢献している」ということです。
社会に貢献と言うと、以前はボランティアや施設を作る・寄付などを意味しましたが、現在は企業の本業を通してどれだけ社会に貢献しているかが見られます。それは単に有形の物だけではなく、無形の部分も含めて見られています。
「企業がどのように社会へ貢献するのかを示したもの」が、企業理念です。
企業理念は公共性がなければダメです。自社が儲かれば良い、とか、利益第一主義、というのは、企業理念ではありません。自社が儲けて、利益を出して、社会にどのように貢献するのかを一歩深く考える必要があります。
企業の社会への貢献を示す、ということは、企業の存在価値を示す、ということでもあります。社会に役に立つことで存在価値を高めることができます。
企業理念を追求することで、社会における会社の存在価値がはっきりします。そして、売上や利益が上がる、こんな素晴らしいことはありませんよね。