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リモートで企業理念は浸透するのか?

コロナの緊急事態宣言により、業務がリモートになった企業も多くあるようです。
リモートになって問題としてしばしば取り上げられるのが、コミュニケーションの問題です。

「今までは席が近かったので気楽に相談できていたのが、リモートのため相談しにくい」というものです。
管理職者も「リモートでどのように指導してよいか分からない」という悩みが出ているようです。

また、2020年の新卒は秋くらいから離職率が高まったという話があります。
一番の理由は、「所属意識が持てない」「他社員とのコミュニケーションが取れない」という点が多かったようです。

このようにコミュニケーションが問題になっているリモートで、どのように企業理念を浸透させれば良いのでしょうか?

実は、企業理念の浸透は、対面であっても、リアルであっても変わりません。
むしろリモートの方が浸透しやすい、という面があります。

進捗確認や業務指示などで、リモートであっても少なくとも1日1回は顔を合わせるはずです。
その時に企業理念について話すのです。
難しく考える必要はありません。
「企業理念から考えると、それはどう思う?」
「この業務を行うことによって、社会に〇〇という貢献をすることが出来て、企業理念に結びつく」
「それは企業理念とどう結びついているの?」
などと質問したり、説明することで、企業理念を浸透させることができます。

所属意識を感じない、自分の貢献が感じにくいリモートでこのような話をすれば、それも拭い取ることができます。一挙に何得になるのでしょうか?

日頃から行っている指導を、リモートで変える必要はありません。
逆に言えば、日頃から企業理念を浸透させている管理職者はさらに強いチームを作ることが出来て、浸透させられていない管理職者はますます弱いチームを作っていくことになります。
リモートによって、管理職者の手腕にさらに差が出るでしょう。

強いチームを作っていける管理職者は、組織には絶対に必要です。
そのような管理職者を育てましょう。そのためには、企業理念を管理職者に浸透させることが第一です。